こんなことを書いてるで。
句点と読点のルールを勉強してみたよ:戦略的なブログの運営の分析ごっこ(その5)
人それぞれのブログの育て方があり、多種多様なブログの運営方法があると思います。目的やゴールが各々で異なるので、まさに人それぞれです。
この記事から読まれている方は過去の記事から読まれたほうが良いと思います。

戦略的なブログの運営の分析ごっこ(その5)では、わかりやすい文を書く最大の難関である句読点について勉強してみようと思います。
句点は「。」です。読点は「、」です。
薄々、気がついていましたが、句読点は時として、字と同じか、それ以上に読者にとっては需要になります。
しかし、今まで私は、この句読点のうちかたを語調という気分的なものでうっていました。
つまりは、雰囲気や読むリズムでうっていたということです。
お恥ずかしい限りですが、句読点のうちかたを習った記憶がありません。
強いて言うならば、主語の後に読点、文の終わりに句点という感じでしょうか。
わかりやすい文を書くと決めた以上、この句読点のうちかたはマスターしたいところです。
そして、この挑戦を共にする参考書は「日本語の作文技術:著者 本多勝一」です。詳しく学びたい方は、この本を読んでみてください。
あと、勉強している最中に、句読点に関することであることに気がついてしまいました。
ある事実に気がついてしまった…。
漫画のBLUE GIANTにはあるのに、ROOKIESにないもの…。スプリガンにはあるのに、リアルにはないもの…。MASTERキートンにはあるのに、宇宙兄弟にないもの…。このツイートにはあるのに、漫画のコウノドリにはないもの…。
ただ、あるなしの理由はわからない。
— ヤミー@東京で問う今日 (@mrdreamer19) 2018年9月8日
ROOKIES
リアル
宇宙兄弟
コウノドリには、3点リーダー(…)、カギカッコ(『』)、疑問符(?)、感嘆符(!)があるのに…
句読点(。、)がなーーいー。
♪o(゚∀゚o)(o゚∀゚)o♪
BLUE GIANTやスプリガン、MASTERキートンには、句読点がある。
句読点を勉強中やから、文が気になる。
学びは最高や。 pic.twitter.com/I3C0m73WHv
— ヤミー@東京で問う今日 (@mrdreamer19) 2018年9月8日
学び その1: 句点(マル)のうちかた
句点(マル)のうちかたは、困難な問題ではありません。文が終わったら必ず句点(マル)をつければOKです。
とてもシンプルですが、句点(マル)が必要な箇所に読点(テン)がつけてあったり、句点(マル)がついていない文を見ることがあります。
例えば、バトラーさんがこんな文を見たとします。
宿泊者がパスポートを忘た。
この文は間違っていることに気がつくと思います。なぜなら、「れ」が抜けているからです。
正しくは、宿泊者がパスポートを忘れた。です。
では、バトラーさんがこんな文を2分後に見たとします。
宿泊者がパスポートを忘れた
どこが間違っているの?っと何人かの人が思うかもしれません。ただ、この文は1つ前の文より明らかに重大な間違いがあります。
句点(マル)がないからです。句点(マル)がないと文ではなくなってしまいます。
例えばの文が極端すぎますが、ぐりのみさんがこんな文を見たとします。
ヨガの教室を開催した生徒が100人きた教室は大成功だった
なんだ、なんだこの文は、どうなっているんだ!っとなりますよね。
正しくは…
ヨガの教室を開催した。生徒が100人きた。教室は大成功だった。
句点(マル)は報告書でもメモでも、文の終わりに必ずうつ必要があります。ブログでも同じことが言えそうです。
読者の為に書いている文章であれば、その要素となる文には句点(マル)が必要です。
句点(マル)はこれで終わりです。上述のとおりです。句点(マル)のうちかたは、困難な問題ではありません。
学び その2 : 読点(テン)のうちかたのルール
既にこの記事内で書いていますが、文を書くうえで特に問題なのが読点(テン)のうちかたです。私は恥ずかしながら、リズムや雰囲気で読点(テン)をつけていました…。
数ある符号(。や「」や・など)の中でも、読点(テン)は重要度は高いです。
一方で、文を書く中で一番間違いやすいのが読点(テン)です。
参考書を読み進めていく中で文中では、読点をうつ時にはいくつかのルールがあるということを私は学びました。そのルールは以下のとおりです。
ルール1:重文の境目に読点(テン)をうつ。
ルール2:述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつ。
ルール3(仮):呼びかけ・応答などの言葉の後に読点(テン)をうつ。
ルール4(仮):挿入句の前後や前だけに読点(テン)をうつ。
学び その2 : ルール 1 重文の境目に読点(テン)をうつ
読点(テン)に関するルール1は重文の境目に読点(テン)をうつということですが、表現の仕方を変えると「長い文が2つ以上ある時、その境目に読点(テン)をうつ」ということになります。
例えば、とりっきーさんがこんなことを思ったとします。
明日の天気が雨だと部屋の窓から低く飛ぶ燕をみながら湿気が多いから燕が低く飛んだのだろうと思った。
この文を少し、解体すると以下のようになります。
- 明日の天気が雨だと → 思った。
- 部屋の窓から低く飛ぶ燕をみながら → 思った。
- 湿気が多いから燕が低く飛んだのだろうと → 思った。
つまり、3つの長い文が「思った」に掛かっています。
なので単純に、長い文が切れるところに読点(テン)をうてばよいということになります。
明日の天気が雨だと、部屋の窓から低く飛ぶ燕をみながら、湿気が多いから燕が低く飛んだのだろうと思った。
確かに、長い文の切れ目に読点(テン)をうつと読む時にもリズムが出しやすいと思います。
学び その3 : ルール 2 述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつ
熟語が先にくる?倒置文?ってなりますよね。安心してください。例文で説明してみます。
読点(テン)に関するルール2は述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつということですが、表現の仕方を変えると「私は 彼は 彼女は みんなは の「は」の後に読点(テン)をうつ」ということになります。
例えばこんな文があるとします。
やみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんにゆい*こめはぴさんが紹介した。
この文を、読点(テン)をうつという観点でみると、読点(テン)がなくても読めます。正確には、文を誤解なく理解できます。
しかし、少し文としてはわかりにくいです。なんで、倒置法を使用して、「ゆい*こめはぴさんが」を文の先にもってきます。
ゆい*こめはぴさんがやみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんに紹介した。
言葉の並びとしては、格段にわかりやすくなったと思います。そして、ここでルール2の述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつを活用します。
つまり、倒置した「ゆい*こめはぴさんが」の後に読点(テン)うつということです。
ゆい*こめはぴさんが、やみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんに紹介した。
これなら。誤解が生まれることなく、わかりやすい文、つまりは「瞬時に、正確に、伝える」ことができる文が書けていると思います。
このルール2は数多くの文でみることができます。
例えば、「私は、明日から念願のブロガーになる。」もルール2を活用しています。
学び その4 : ルール 3(仮) 呼びかけ・応答などの言葉の後に読点(テン)をうつ
ルール3(仮)の呼びかけ・応答などの言葉の後に読点(テン)をうつというルールは、極めて単純です。
ただ、普段は呼びかけや応答が入った文を書かない人が一般的だと思います。小説家なら話が別だけど、そんな文は日記でも書かないでしょう。
呼びかけや応答が入った文って何?って思うのが普通の反応なのかもしれません。
では、説明していこうと思います。
例えば、ナカモリサトルさんとプトニズムさんがこんな会話をしたとしましょう。
ナカモリサトルさん「あなた騙されないように気をつけてね。」
プトニズムさん「うんあの旅行会社はひどいからね。」
ナカモリサトルさん「しかしね他の旅行会社もいつああなることやら…」
どうですか?この話…ではなく、文のわかりやすさです。正直、この会話を文にしてみると理解できない文になってしまいます。
理由は簡単です。読点(テン)が無いからです。
なので、ここでルール3(仮)の呼びかけ・応答などの言葉の後に読点(テン)をうつを活用してみましょう。
ナカモリサトルさん「あなた、騙されないように気をつけてね。」
プトニズムさん「うん、あの旅行会社はひどいからね。」
ナカモリサトルさん「しかしね、他の旅行会社もいつああなることやら…」
ルール3(仮)を活用すると、断然わかりやすくなったと思います。
もし、文章を書く中で上記のような会話を文として表現する場合は、ルール3の呼びかけ・応答などの言葉の後に読点(テン)をうつの活用は必須ですね。
Twitterでは、よく会話形式の呟きを目にしますがルール3(仮)が活用されている呟きは多いと感じます。
140字、しかも誰かに伝えるという意図が強い文になるので、読点(テン)が活躍できるということですね。
たかが、読点(テン)、されど読点(テン)。 字足らず…。
学び その5 : ルール 4(仮) 挿入句の前後や前だけに読点(テン)をうつ。
ルール4(仮)の挿入句の前後や前だけに読点(テン)をうつというルールは、ルール3(仮)と同じように極めて単純なルールです。
ただ、ルール3(仮)のように説明しやすいルールではない為、いつも通りに例文で説明していきます。
あと、これだけは事前にしっておいたほうが良いと思います。
挿入句:文中に、語句の補足、注釈などのために挿入された句。
例えば、やーぎさんがこんな話をしたとします。
学歴のメリットとくに東京大学のそれは他と比較すれば需要があるだろう。
会話の中では、違和感なく相手に伝える事ができる文だと思いますが、文として表現すると「学歴のメリット」と「とくに東京…」の言葉の繋がりが、誤解を生む可能性があります。
早速、ルール4(仮)の挿入句の前後や前だけに読点(テン)をうつを活用します。この文でいう挿入句は「とくに東京大学のそれ」です。「学歴のメリット」を補足しています。
なので、「学歴のメリット」と「とくに東京…」の間に読点(テン)をうちます。
学歴のメリット、とくに東京大学のそれは他と比較すれば需要があるだろう。
なるほど。文で表現しても、読者に「間」を通して、文のわかりやすさを瞬時に伝えることができそうな文になりました。
読点(テン)は読者に対して、書き手が理想とする「読むリズム」を提供しているのかもしれません。なんとなく、そんなことにこの時点で気がついてきました。
学び その6 :ルール3と ルール 4はなぜ(仮)なのか?
読点(テン)は、上述のとおり、字と同じか、それ以上に重要であることが私には分かってきました。
そして、一方で読点(テン)は重要ではない時にはうつ必要がないということにも気がつきました。
例えば、こんな文があったとしましょう。
ゆい*こめはぴさんがやみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんに紹介した。
実はこの文はルール2の述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつと同じ文です。
この後、学び その3では読点(テン)をうつことで、わかりやすい文、つまりは「瞬時に、正確に、伝える」ことができる文にしています。下の文が読点(テン)をうった文です。
ゆい*こめはぴさんが、やみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんに紹介した。
ただ、学び その3でも書いていますが、読点(テン)をうたない1番目の参考文でも、文の内容を理解することはできます。
もし、長文の中にこういった文が存在し、他の重要な読点(テン)と区別がつかなくなる場合は、「読点(テン)をうたない」という選択肢もできます。
そうなんです。読点(テン)には、重要であると考えられる場合に読点(テン)をうって、わかりやすい文を作ることができるのです。
これはある意味、ルール5なのかもしれません。
学び その6の話がそれてしまいましたが、ルール3とルール4の(仮)の表現にも同じようなことが言えます。
つまり、ルールに従って、うつでき読点(テン)であっても、重要でない読点(テン)ならば、他の句点(マル)でも補うことができるということです。
さらに言い換えれば、ルール1とルール2は絶対的なルールだが、その他のルール3とルール4は書き手の自由でもあるということです。
例えば、ルール3(仮)のこの文では….。
ナカモリサトルさん「あなた、騙されないように気をつけてね。」
プトニズムさん「うん、あの旅行会社はひどいからね。」
ナカモリサトルさん「しかしね、他の旅行会社もいつああなることやら…」
文中の読点(テン)が需要でないと判断した場合は、句点(マル)に置き換えても、違和感がありません。句点(マル)にすると下の参考文になりますが、会話の内容を理解する事は容易にできます。
ナカモリサトルさん「あなた。騙されないように気をつけてね。」
プトニズムさん「うん。あの旅行会社はひどいからね。」
ナカモリサトルさん「しかしね。他の旅行会社もいつああなることやら…」
ルール4(仮)の文でも同じことがいえます。
学歴のメリット、とくに東京大学のそれは他と比較すれば需要があるだろう。
この上の文がの読点(テン)を句点(マル)にしても、文を理解することができます。
学歴のメリット。とくに東京大学のそれは他と比較すれば需要があるだろう。
ただ、ルールは(仮)でもルールです。あくまでも、重要でないと判断した場合のみの対応だと考えて下さい。
読点(テン)を句点(マル)に置き換える方法は、Twitterやブログでよく見かけます。現代の文の書き方の傾向かもしれませんね。
学び その7 :読点(テン)の基本となるルール1と ルール 2のおさらい
ここまでの学びで読点(テン)は、以下のとおりにうつべきであることが理解できました。
ルール1:重文の境目に読点(テン)をうつ。
ルール2:述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつ。
書き手の判断:書き手の判断でうつ。(例えば、ルール3とルール4)
例えば、こんな文があったとしましょう。
えーともさんも笑い、たまごむすめさんも笑った。
この文は、ルール1:重文の境目に読点(テン)をうつです。シンプルな文ですが、以下の文と同じルールを用いて読点(テン)がうたれています。
明日の天気が雨だと、部屋の窓から低く飛ぶ燕をみながら、湿気が多いから燕が低く飛んだのだろうと思った。
次は、こんな文です。
キリンは、長い、美しい首を伸ばしました。
一見、この文は、ルール2:述語が先にくる倒置文の場合に読点(テン)をうつが活用されているように見えますが、活用されているのは、最初の「キリンは、」の読点(テン)だけです。「長い、」の読点(テン)は不要です。
シンプルな文ですが、以下の文と同じルールを用いて読点(テン)がうたれています。
ゆい*こめはぴさんが、やみーがブログを見て頂いた七瀬すみれさんをやみーの親友のカオデカさんに紹介した。
ここまでくると、読点(テン)をうつ感覚が養われて来ますよね。私も少しは句読点を意識して文が書けそうです。
文字と句読点は、文を作ります。文は文章を作ります。文章は1つの記事を作ります。
書くことに慣れれば、自然と上手くなっていくのでしょう。でも、それは意識して書いているからだと思います。
だからこそ、文を作ることを大切にしたいと思いました。
あとは量をこなして、練習あるのみです!
みなさん、どうでしたか?この記事が参考になっていたら幸いです。いやー、「日本語の作文技術:著者 本多勝一」のおかげです。
この記事を最後まで読んで頂いてありがとうございました。