こんなことを書いてるで。
Woodland bothyが運営するあきる野市の古民家 大峰 (おおみね) に宿泊して、人生を考えてみたよ。
時間は全ての人にとって平等なものですが、本当にそうなのだろうか?と疑問に思うことがありませんか?
私の中では時間は全ての人にとって平等に流れていないような気がしています。経験上ですが、「都会の時間は早く過ぎる」と思っています。
なぜ?という本質的な答えを私は持っていません。
みなさんはどうですか?
一度、忙しい時間を離れて自然の中に身を置いてみてください。
今日はそんな記事を書きます。
Woodland bothyの古民家 大峰をネットでみつけたよ
キャンプは基本的に父子で行くことにしています。
娘に自然の中の衣食住を体験してもらうのと母親に忙しい日々の中で休みをとってもらうためです。
私はキャンプが大好きなので、父子で行くキャンプはとても楽しみにしているイベントです。
娘の成長と共にキャンプを経験して、山登りも経験してきました。
次はバックパッカーで東南アジアらへんを共に旅してみたいですね。
まあ、夢の1つです。
今回もキャンプをしたいな~と思っていたところ、仲が良い友人も同じ事を考えていたらしく、即決でキャンプに行くことになりました。
共に父子で参加です。
当初は富士五湖あたりでキャンプ場を探していたのですが、友人がWoodland bothyが運営する古民家 大峰をネットで見つけてくれました。
Woodland bothyが運営する古民家 大峰が位置するあきる野市は都心からの車で1時間ぐらいです。
いつも富士五湖あたりでキャンプをして、疲労感の中で帰りの高速道路で渋滞に巻き込まれていたのでこのローケーションと車での移動距離はとても魅力的でした。
Woodland bothyのWebサイトはここです。
このサイトでは主にグランピングサイトの紹介が記載されていますが、サイトを下の方へ読み進めていくと古民家 大峰へのサイトリンクがあります。
古民家 大峰のWebサイトはここです。
予約はインターネットからしましたが、初めて行く場所なのでネットの宿泊レビューを確認しました。
ただ、そこまで多くのレビューがなかったので貴重なレビューを信じて予約をGOしました。
予約をしたのは私ではないのですが、友人の話によると電話をした際は親切な対応だったそうです(笑)。
Woodland bothyの古民家 大峰に行ってみたよ
古民家 大峰の場所はあきる野市の中心部より更に西よりの秋川渓谷付近です。
正確には秋川渓谷の瀬音の湯よりもっと山側です。
午前10時頃に出発してゆっくり移動しましたが、12時ぐらいには武蔵五日市駅に着いていました。
昼ごはんを武蔵五日市駅周辺で食べて、秋川渓谷をぶらりとした後、古民家 大峰の駐車場に到着しました。

ここからが古民家 大峰 体験のスタートということになります。
古民家 大峰のWebサイトにも記載されていましたが、都心ではなかなか経験できない山の坂道が待ち受けていました。
冒険という言葉で、子供たちを鼓舞し、30分ほど登りました。
2人の子供たちは6歳です。私と友人は30代です。
最初は少し心配でしたが、親切に山登り用の杖が登り口に用意されていたことや登山道が1~10合目と看板で表示されており、楽しく登ることができました。
また、急な登り坂の場所は「こもれびの道」という迂回路があり、夏なので汗はたくさんかきましたが大自然の中を虫の声と鳥の声と共に気持ち良く進むことができました。
登り口はこんな感じです。杖のサービスが有難かったです。娘は使っていました。

こんな感じで登山の残りの距離がだいたい把握できます。

そして、登りきると見えてくるのがグランピングサイトと築150年の古民家です。
到着するとスタッフの方が出迎えてくれました。
お客さんが登ってくると、会話の声などでだいたいわかるそうです。
グランピングサイトはこんな感じです。

古民家 大峰はこんな感じです。
ワクワク感が放たれていました。

到着後は、汗だくだったので全員で貸切風呂へGOでした。
ちなみに標高は約600mぐらいだそうです。スカイツリーと同じぐらいですね。
6歳の子供も自分の足で登ることができます。
また、80歳の年配の方も登って来られるそうなので、ゆっくり時間をかければ多くの人が登ることができると思います。
台風の後だったので、少し登山道に水溜りがありましたがONFAddのRain Socksなどを持っていれば、靴を濡らさずに登れます。

又は類似品です。
Woodland bothyの古民家 大峰に泊まってみたよ
宿泊施設の古民家 大峰はとても素敵な場所でした。
縦長建築になっており、奥行きがありとても開放的でした。
縁側もくつろげる長さと幅になっていました。
特に縁側の柱につけたあった風鈴が夏の風情を表現してくれていました。

写真ではこんな感じです。さすが築150年です。

子供たちも始めての古民家に目を輝かせていました。
そして、スタッフの人から極まれにムササビを見ることができると聞いて、動物好きの我が娘は「ムササビを絶対にみるぞ!」とはりきっていました。
夜ご飯は午後5時からゆっくりBBQをやることになっていたので、それまでは縁側に座布団をひいてゴロゴロしたり、古民家の周りの山道を探検したり、宿泊客がいないグランピングサイトを見学させてもらったりしました。
この日は、我々1組しかいなかったので、壮大な自然を貸しきり状態でした。

友人は縁側でお酒を飲み始めていました。
もちろんお酒も用意されていました。私はお酒が飲めませんが、飲める方にとっては、格別な味になると思います。
BBQはこんな感じです。
大自然を見ながら肉や野菜を焼いて食べて大満足でした。この日はラッキーなことにスタッフの方から山菜の天ぷらを頂きました。
山菜好きの私は嬉しくて、塩をふりかけてパクパク食べました。

BBQをゆっくりやっていると陽が落ちてくる時間になり、虫の鳴き声も夕方っぽくなってきます。

BBQの後は花火です。
スタッフの方がバケツを用意してくれました。
子供たちが花火をしているのを見て、なんて贅沢な場所と空間での花火なんだと思ってしまいました。
私にはこんな素敵な場所で花火をした経験がありません(笑)。
そして、花火が終わり夕方の余韻に浸っていると、話がムササビの話になりました。
スタッフさんも話しに加わって「ムササビは夜行性で夜に動きます。あの木にいることがありますよ。猫ぐらいに大きなムササビもいます」なんて話をしていて、子供たちがライトで縁側の前の木を照らしていると……
なんと、奇跡が!!
スタッフさんが「あれ?あの形…」っといった瞬間、木の上からムササビが体を広げて、降下しながら飛んでいきました。
私は思わず、「オオー!」っと大きな声を出してしまいました。
もちろん、子供たちは大喜びでした。
スタッフさんいわく、お客さんがムササビを見られることはかなりラッキーなことのようです。見られて本当にラッキーでした。
その後、我々はもう一回お風呂に入って古民家の中で枕投げをして遊びました。
寝る時は広々とした部屋で川の字で寝ました。
古民家の中には洗面台も綺麗なトイレも付いているので、子供が夜にトイレに行きたくなっても問題ありません。
あと気になるのは気温と虫でしょうか?
我々が古民家 大峰に宿泊したのは、ちょうど台風12号が過ぎ去った後でした。
気候の条件は毎日異なると思いますが、その日は夜でも半袖で過ごせました。
ただ、朝方は少し涼しいと感じたので、朝方の時間だけ長袖を羽織っていました。
虫は大自然の中なので沢山いました。
宿には灯りがあるので蝉やカブトムシ、カミキリ虫など都心ではなかなか見られない虫も沢山いました。虫好きの子供は喜ぶと思います。
私は虫よけスプレーをしていたからもしれませんが、蚊に刺されることはありませんでした。
寝る時も、閉める戸をしっかり閉めておけば、特段問題はないと思います。
虫嫌いの友人も普通に寝ていました。
Woodland bothyの古民家 大峰での特別な時間を体験したよ
子供たちが寝たのは午後8時ぐらいです。
登山や古民家 大峰での体験でたくさん動いたり、笑ったりしていたのですぐに寝てくれました。
そこから大人は満点の星空の下で大自然に囲まれながら、古民家 大峰の庭先でお酒を飲みながら将棋を2局うちました。
ちょうどその頃にスタッフの方々も庭先に出てこられたので、そこから2時間程度、4人で話をして盛り上がりました。

出版社のマージャンの話からHIP HOPの話、人生の話。
1人の人間としてとても有意義な時間でした。
そして、布団に入って、自分自身の人生に対して自問自答する特別な時間を過ごしました。
これから自分は何をしたいのか。
何をすべきなのか。
時代はどう動くのか。
もしかしたら、都心の中でも辿り着くことができる特別な時間なのかもしれません。
ただ、私は時間がゆっくり流れる大自然の中で、特別な時間を設けたいと思っていました。
なぜか、その方が答えに出会えるような気がしていたからです。
次の日の朝、目覚めは子供たちの声でした。
朝5時です。
子供たちは朝5時でもパワー全開でした。
そんな私から見えていた畳の上からの景色はこんな感じです。

朝ご飯はこんな感じです。
美味しかったです。

出発まではゆったりとした時間の中でトランプなどをして遊びました。
最後に古民家 大峰を離れる時、スタッフさんが別れのBGMを大音量で流してくれました。
このBGMは古民家 大峰に行った人しか体験できないBGMだと思います。
これから行く人は、楽しみにしていてください。
念の為にスタッフの人に「帰りのBGMお願いします」と言っておくと完璧だと思います(笑)。
最後に子供たちと一緒に見送ってくれるスタッフさんに手を振りました。
どこかに宿泊して、あんなに清々しくスタッフさんに手をふることができたのはここが初めてでした。
↑この最後の一文が私のレビューとなると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。