夜9時以降に笛(口笛)を吹くと蛇が来るって本当?
幼少期の頃を話を同僚としていると、あった!あった!そんなルールって話になりませんか?
そのルールは大体、親から何気なく聞いていたことだと思います。
例えば…「夜9時以降に笛(口笛)を吹くと蛇が来る」です。
当時はそうなのかって思っていても、時間が経って知識が増えると根拠は何?ってなりませんか?
私は30代になって本当にそうなのか?という疑問があるものを色々調べてみようと思います。
我が家の言い伝えの内容
幼少期の時、我が家では夜の9時以降に笛の練習や、大きな音を立てることが禁止されていました。
大きな声で歌を歌っていると、親から「蛇が来るぞ!」っとよく言われたものです。
当時の私は蛇が何時来るはわかならず、寝ている内に来られると厄介だと思い、この言い伝えを守っていました。
今でも夜9時以降におまり大きな音を立てずに生活しています。
しかし、今考えてみれば……もちろん、この言い伝えは根拠がない「ザ・言い伝え」だと安易に想像できるのですが、なぜ、蛇なのかが気になります。
鬼や魔女、お化けでも例えとしては問題ないと思います。
言い伝えの事実
色々と調べてみるとこの言い伝えにはたくさんの説があるようです。
今までこのサイトで言い伝えを調べてきた経験豊富な私が可能性を感じる説をピックアップしてみました。
言葉の音からの「蛇」の説
「蛇」は「じゃ」と読むので「邪悪」の「邪(じゃ)」と同じ音になります。
夜中に口笛を吹くと良いことがあったのか?という流れから、その後、悪いことが起こるぞ!という解釈があるようで、「良いことがある」 → 「その後」 → 「悪いことがある」の「悪いことがある」部分が蛇に音が同じと言うことで置き換えられて表現されているみたいです。
つまり、「悪いこと」 → 「邪」 → 「じゃ」 → 「蛇」となるようです。
だから、「蛇」が来るということです。
なかなか、理解が困難ですね。良いことがあっても音を出して喜んで浮かれるなということでしょうか…。うーむ。
もう一つは……。
口笛で合図していた説
なんでも、昔は家に忍び込む泥棒や人さらいが互いの合図に口笛を使っていたそうです。
襲う家や時間、人数までも口笛を介して情報を共有していたらしいです。
夜に口笛を吹いていると、泥棒や人さらいが間違って入ってきちゃうってことです。
さすがに、家を間違わないだろうって思いますよね。しかし、偶発的な事故は沢山あります。
実際にそんな事例があったからこそ、この説は今に語り継がれていると思います。
この2つの説が色々ある中では可能性があるのかなと思いましたが、「ザ・言い伝え」レベルですね。
「蛇」の根拠が曖昧すぎます。
これだと、子供を怖がらせる為や夜の口笛を止めさせる為に、ただ「お化け」が来るよっとかの方が効果がありそうですね。
私が理解できたこと
私は「何故なのか?」の大まかな内容は理解できました。
今回の言い伝えは「ザ・言い伝え」でした。うまくストーリーが作られているようで作られていない。そんな感じです。
内容を理解した上で、この言い伝えを私が次の世代に伝えるべきことなのか……。
私は伝えません。どちらかと言うと近所迷惑になるから、夜9時以降に笛を吹くのを止めなさいと伝えます。
近所迷惑って何?ってなるなら、丁寧に近所迷惑の事例を説明します。あえて、「蛇」を使いません。
ブログを読んで頂きありがとうございました。